白い錠剤と落ち込む女性
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性行為中に痛みが!どんな病気が疑われる?

性交痛がつらくて性行為が苦痛だという女性は、意外と多いです。
その原因としてあげられるものには次のようなものがあります。

まず考えられるのは性行為の経験がない処女の場合は、大半の女性が痛がります。
初めての経験だということで緊張していると、余計に痛みが増します。
また、中学生などの低年齢の女性の場合は、まだ膣の入り口も狭いため、痛みが起こりやすいです。
キスや愛撫の時間を十分に持つことやローションなどの潤滑液を塗ると痛みが和らぎます。

子宮内膜症や子宮筋腫や子宮がんの場合も、性交痛が起きることがあります。
特に奥に突かれたときに痛みが増す傾向があります。
子宮内膜症の場合は、生理の前や排卵日に痛みが強まりやすいです。
子宮内膜症や子宮筋腫になると、生理痛がひどかったり生理の量が増えたりします。
生理痛は誰にでもあると思っている人も多いようですが、健康な女性であれば、生理痛があってもスルー出来る範囲内です。

「生理の量は、どれくらいで多すぎるのかわからない」と言う女性が多いです。
目安としては下着やシーツを汚す、昼間も夜用のナプキンが必要、レバー状の塊が出る、昼用のナプキンが2時間持たないと言った場合は、過多月経(生理の量が多すぎる)可能性が高いです。
子宮がんはヒトパピローマウイルスの感染によって起きる病気です。
性交時に出血したり不正出血がある場合は、特に要注意です。
婦人科を受診しましょう。

その他、萎縮性膣炎でも性交痛を感じることがあります。
更年期以降は膣が乾燥しやすいので、性器を挿入する際に擦れて痛いのです。
近年は、若い人でも若年性の更年期障害の症状を来している人も多いので、膣が乾燥して痛みを感じる女性が増えています。

また、シェーグレン症候群という病気でも性交痛が起きることが多いです。
シェーグレン症候群は国の難病に指定されている病気で、膠原病の一種です。
日本には約20万人ほどしか患者さんはいませんが、口の中や目や性器の乾燥が主な症状です。
膣の乾燥が原因で性交痛が強いために、性行為そのものが苦痛になっている人も多いです。

そしてこれもまれですが、コンドームでかぶれていたというケースもあります。
コンドームはゴム製なので、ラテックスアレルギーと言うゴムのアレルギーがある場合は、コンドームでかぶれて膣がただれてしまい、痛みを感じます。
性交痛がある場合は、婦人科を受診しましょう。

子宮がんは性行為がきっかけでなるって本当?

子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの2つの種類があります。
膣の一番奥にある子宮の入り口を子宮頸部と呼んでおり、その部分にヒトパピローマウイルスが感染することによって、子宮頸がんを発症することがあります。
ヒトパピローマウイルスというのは、性行為によって感染するもので、性行為を行った女性の8割近くが感染することがわかっています。
ただ感染をしても必ずしも子宮頸がんを発症するのではなく、ほとんどが自然淘汰されるので問題はありません。

しかし感染したウィルスの中で、リスクが高い一部のものだけが癌化することによって発症します。
ただ子宮頸がんを発症しても定期的に検査を受けていれば早期発見がしやすく、さらに適切な治療を行うことによって予後も良いのが特色です。
早期発見ができれば、子宮を温存する治療法もありますし、治療を受けた後に妊娠する可能性もあります。
癌の中でも予後が良いですから、とにかく早期発見と予防をすることが大事です。

予防方法としてはワクチン接種が推奨されていますし、早期発見としては定期的な検診が有効です。
また検診を受けるだけでなく、普段から性交痛があるときは注意が必要です。
初期には自覚症状が全くありませんが、性交痛があるなど違和感を感じるときは症状が進行していることがあるからです。

処女の場合はウィルスに感染していませんから心配はありませんが、それでも子宮というのはとても繊細なもので、ウィルスだけでなくホルモンで異常が出てしまうことがあります。
女性特有の臓器は、加齢やホルモンバランス、ストレスに影響が受けやすいですが、子供を産むためには欠かせないものです。
病気に罹患しても早期発見と治療を行えば完治しやすい部分ですから、定期検査を受けたり、違和感や異常を感じたら早めに婦人科に相談することが重要です。

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